2015.10.11

すてきマテリアル03







先日ラジオを聴いていて驚いた事がありました。


スペイン カタルーニャの伝統工芸産業の衰退が続いているという話題があり、
職人の平均年齢は45歳だそうです。


ガウディが生まれた職人の街ということもあり、残念だな。と感じていました。


しかしそのあと続いて
日本の職人の平均年齢は65歳前後と聴いて
とても驚きました。


私の父親に近い年の人たちが、職人でいうと平均年齢だと思うと、
今後どうなっていくのだろうと思いました。


かといって自分が職人になるわけでもないですが、
日本の素晴しい伝統工芸がこれからも続いていってほしいと思います。


そこで今回は
伝統工芸で出来ているマテリアルをご紹介致します。


金箔の壁紙です。
この金箔の壁紙を何か面白い使い方はないかと
いろんな角度に傾けて見ていました。


そうすると、一瞬、金箔の細かい模様の間から光が透ける瞬間があり、
裏側から光をあててみると、
うっすらと入っていた金箔の模様が
美しく繊細に浮かびあがりました。


新しいマテリアルの発見です。
(写真上が通常の見え方/写真下が後ろから光をあてた時の見え方)


この見え方がいつか活かせればと思います。


常に新しい素材や見え方をお客さまから求められますが、
伝統のあるものを使って新しい見え方を見つけるのもわくわくします。


それではまた
すてきマテリアルご紹介致します。




Yukiko Ozaki